玄人志向のS-ATA HDD外付けケースの動作をチェック


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玄人志向から販売されている、HDD外付けユニット「GAWA3.5-SATAを試してみました。
これは、3.5インチIDE-HDDをSerial ATAで外付けできるHDDケースです。S-ATAを外だしする環境があれば、内蔵ディスクと同じようなパフォーマンスで、外付けHDDを使用できてしまうハズです。
付属品は特になく、電源ユニットは内蔵しているので、ACアダプタも必要ありません。


ケース前面にはなぜか「SCSI40」のLEDもついている 3.5インチHDDを、マスターの設定にしてから、ケースに入れる


今回使用したHDDは、日立 「IC35L020AVER07」(20GB/7200rpm)のHDD。Serial ATA (S-ATA)アダプタは、Teac(TSC) 「IF-11LSA」。テストするきっかけは、この「IF-11LSA」を2枚入手したのが始まりでした。IF-11LSAには、外出しSATAポートが1つあり、ここに繋げればよさげ?ではないですか。同じような、外部コネクタを持ったS-ATAアダプタに、昨年一瞬出回った、ViPowER VP-9601Aがあります。

S-ATAの外部コネクタを持った、PCIカードは、今のところ、Teac(TSC) IF-11LSAのみ アクリル台を使ったテスト風景

IDE HDDをIDE接続にした場合と、2種類のS-ATAアダプタで接続した場合で比較してみました。IF-11LSAのBIOSは4.2.02、OWL-SATACARDのBIOSは4.1.50です。
ベンチマークはHDBENCH Ver 3.40 beta 6で行います。

実験機の構成
  • MotherBoard: Aopen AX4PE-1394
  • CPU: Celeron2.0GHz
  • Memory: 256MB/PC2100 DDR SDRAM
  • HDD: 日立 IC35L020AVER07 20GB/7200rpm
  • OS: WindowsXP Pro SP1

結果
Read Write RandomRead RandomWrite
IDEネイティブ接続 37007 34841 13511 16672
OWL-SATACARDにて接続 37007 36196 15790 15419
IF-11LSAにて接続 37440 32590 15751 15238

予測はしていたのですが、GAWA3.5-SATAで外部接続したHDDは、IDE接続とほぼ同じ、十分なパフォーマンスを得ることが出来ました。S-ATAは150MB/s、ATA100は100MB/sなので、内部転送速度を余裕でカバーしており、S-ATAに変換しても、ボトルネックは内部転送速度なので、結果は同じです。ただし、ランダムアクセスはS-ATAの方が良好な数値が出て、HDDキャッシュの転送には、S-ATAの方が有利な事を示しているようです。

また、GAWA3.5-SATAへのOSインストールや起動も問題なく行うことが出来ました。このベンチマークは、GAWA3.5-SATAへOSインストール後に行いました。

総じて、起動が出来て、パフォーマンスも良いので、外付け記憶装置としては、いいのではないでしょうか。
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